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眼科医は新研修制度で激減した―石橋達朗・日本眼科学会理事長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2013年2月12日 (火)  聞き手・まとめ:山田留奈(m3.com編集部)

「眼科医の減少は深刻だ。研究にも地方医療にも影を落としている」と強調するのは、日本眼科学会理事長の石橋達朗氏(九州大学大学院医学研究院眼科学教授)。2014年には36年ぶりに日本で開催する国際学会を控え、研究面でも加齢黄斑変性へのiPS臨床応用が話題になっている眼科領域。魅力をどこで伝えられるか。学会を挙げて若手との接点を探っている(2013年1月21日にインタビュー。計2回の連載)。 石橋達朗・日本眼科学会理事長に聞く Vol.1◆眼科医は新研修制度で激減した Vol.2◆新制度にも耐え得る眼科専門医 ――日本眼科学会は2013年2月から公益財団法人として新たなスタートを切ります。 当面の大きな取り組みとしては、日本では36年ぶりとなる国際学会「第34回国際眼科学会(WOC2014)」の開催準備があります。眼科領域で世界最大の学会です。 2014年4月2日から6日まで5日間、東京国際フォーラムと帝国ホテルを全館借り切った、1万2000人規模の学会となります。参加者の半分は海外からの参加を想定しており、120カ国以上からの参加を目指しています。第29回アジア太平洋眼科学会と、第118回...