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「医療には問題が多いという認識」、小宮山厚労相

レポート 2011年9月5日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

野田佳彦新政権で新たに厚生労働大臣に就任した小宮山洋子氏は9月2日、就任後初めて厚労省内で記者会見し、「特に力を入れたい三つの柱」として、東日本大震災に伴う被害者の生活や医療などの支援、社会保障と税一体改革、雇用問題を挙げた。 9月2日午後9時すぎから、就任後初めて厚生労働省内の記者クラブで会見する、小宮山洋子厚労相。 社会保障については、従来の医療、年金、介護に加えて、子育て支援も含めた「全世代型」で取り組むと強調。さらに、自公政権下で続いた、「社会保障費の自然増を年2200億円ずつ削減」という政策について、「自然増を最初に予算編成の段階で確保をする方針を取ってきたことが、『国民の生活第一』の民主党政権の特徴。しかし、この点がほとんど国民に伝わっていないので、分かりやすく説明していく」とコメントした。 小宮山厚労相は、前政権時代は、厚労副大臣として雇用問題や子育て問題を主に担当してきた。医療分野について問われた小宮山厚労相は、「問題が非常にたくさんあることは認識しており、小手先でやってもなかなか変わらない部分があると思っている。社会保障と税一体改革をどう具体化していくかが課題」と基本...