診療所全半壊は約1割、宮城県保険医協会
スペシャル企画
2011年4月14日 (木)
橋本佳子(m3.com編集長)
全国保険医団体連合会は4月14日、「東日本大震災と地域医療の復興」をテーマに、緊急意見交換会を衆議院議員会館内で開催、宮城県保険協会が医療機関の被災状況を報告した。同協会の約1700人の会員のうち、これまで連絡が付いたのは約800人、医療施設が全半壊あるいは津波で流された会員は約80人に上るという。これは医師、歯科医師を合わせた数で、大半が開業医。 同県保険医協会副理事長の井上博之氏によると、そのほか診療所自体は使用可能でも、浸水などで診療機器が使えなくなったケースもあるという。井上氏は、「地域の拠点病院の支援に力が注がれているが、現場で重要なのは第一線の医療機関の再建。患者にとっては、それまでかかっていた医療機関をまた受診できることが一番の安心につながる」と、地域の病医院再建の重要性を指摘した。 事務局主幹の笠井一臨氏も、「津波で甚大な被害を受けた地域から、被害の状況がFAXなどでまだ返ってきている。今後、被害の全貌が明らかになってくれば、さらに診療ができない先生の数は増えるだろう」と説明。診療所が津波で流され、避難所生活を送りながら、避難所などで救護活動に当たっている医師も少なくな...
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