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「急性呼吸器感染症」発熱問わず定点報告の対象に

レポート 2024年7月9日 (火)  小川洋輔(m3.com編集部)

厚生労働省は7月8日の厚生科学審議会感染症部会(部会長:脇田隆字・国立感染症研究所長)で、2024年度中にも「急性呼吸器感染症(ARI)」を感染症法上の5類に位置づけ、発熱の有無を問わずに定点サーベイランスの対象とする方針を示した。季節性インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などを含めて幅広く発生状況を把握する狙いがある。インフルエンザに関する特定感染症予防指針は廃止し、新型コロナなどを含む「急性呼吸器感染症に関する特定感染症予防指針」を策定する。部会では一連の方針に大きな異論は出なかったが、定点医療機関の負担を懸念する声が相次いだ(資料は、厚労省のホームページ)。...