医療DX「誰一人、取り残さない」が大前提、日医委員会答申
レポート
2024年6月19日 (水)
橋本佳子(m3.com編集長)
日本医師会常任理事の長島公之氏は6月19日の定例記者会見で、日医医療IT委員会答申「医療DXを適切に推進するための医師会の役割」を公表した。答申は、医療DXの大前提として「誰一人、日本の医療制度から取り残さない」ことを掲げ、紙カルテを完全に電子カルテに置き換えることは不可能とし、「仮に紙カルテを使い続けたとしても、恩恵を受けることができるような医療 DX を目指すべき」などと提言している。医療現場に混乱・支障が生じないように、国が医療機関と国民一人一人に丁寧に説明して慎重に進めることが、結果的に最速で医療DXを推進することになると指摘した。...
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