「歳出の目安は賃上げを阻むもの」、松本日医会長が問題視

日本医師会長の松本吉郎氏は6月19日の定例記者会見で、「骨太の方針 2024」（原案）についての見解を述べ、「歳出の目安」については社会保障関係費を高齢化による増加相当分に抑えることは「デフレ下の遺物」であるとし、賃上げを阻むものと問題視した。医療DXについても、「医療費適正化と結びつけるような記載となっていることは到底容認できない」と語気を強めた。医師偏在対策については、都市部の報酬単価を下げるといった方策は言語道断であり、「ディスインセンティブで行うのではなく、補助金等によるインセンティブ設けるのが大前提」と強調した。...