聖マリ医大入試の女子減点、元受験生への賠償命じる(12月25日17時50分追記)
レポート
2023年12月25日 (月)
高橋直純(m3.com編集部)
聖マリアンナ医科大学の医学部入学試験で、女性であることを理由に点数操作をされ精神的苦痛を受けたとして元受験生の女性4人が同大を相手取り約3280万円の損害賠償を求めている訴訟で、東京地裁の新谷祐子裁判長は12月25日、4人に慰謝料約285万円の支払いを命じた。聖マリ医大は現在でも差別的取り扱いの事実を認めていないが、判決では「得点調整が行われていたことは明らかである」と認定。新谷裁判長は「得点調整は、合理的理由なく、女性という性別を有する者を差別するものであって『公正かつ妥当な方法』による入学者の選抜とは言えず、その違法性は顕著である」と指摘した。...
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