オン資運用で「レセプト返戻が4割減」厚労相答弁

加藤勝信厚生労働相は7月26日、参院の閉会中審査で、オンライン資格確認の本格運用によって「医療機関等へのレセプトの返戻件数が、直近では約4割減少するという効果が生じている」と述べた。窓口で正確な保険資格を確認できるほか、審査・支払いまでに保険者がデータ登録をすればレセプトが自動的に振り返られる機能が備わっていることで、「医療機関からは、事務負担を軽減することができたという声をいただいている」と強調した。与野党を問わず、2024年秋の健康保険証の廃止の見直しを求める声も上がったが、各種トラブルについて「一つ一つ具体的な対応を着実に重ねていく」と繰り返し、時期の見直しには言及しなかった。...