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「オミクロン株への発症予防効果保有」、日本人の14.8%にすぎず

レポート 2021年12月23日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

 京都大学大学院教授の西浦博氏らは12月22日、日本人におけるオミクロン株に対する免疫保持割合を推定、12月22日現在で発症予防効果を持つ人は全人口の14.8%にすぎず、重症化予防効果は38.7%、死亡抑制効果は37.5%をいずれも4割弱にとどまるという結果を公表した。イギリスの研究では、3回目の追加接種によって、1カ月後には発症予防効果は48.4%と5割未満だが、重症化予防効果、死亡抑制効果はそれぞれ85.5%、91.7%に上昇すると推定された。...