「開業したい」多いのは泌尿器科、皮膚科、小児科 ◆Vol.5
医師調査
2021年10月13日 (水)
小川洋輔(m3.com編集部)
勤務医として一定の経験を積み、クリニックを開業する――。医師の定番とも言えるキャリアの重ね方のひとつだが、勤務医(非常勤・フリーランス含む)に尋ねると、「開業したい」との回答は39歳以下で33.0%、40歳代で23.3%にとどまった。診療科別では、泌尿器科、皮膚科、小児科で開業志向が強かった。 一方、開業すると、いつか直面するのが承継の問題だ。開業医の38.8%が親族に承継してもらうことを望み、院長を退いてからも診療に携わることを希望する声も多かった。Q 今後、開業したいと考えていますか● 50歳以上ではほとんどの医師が開業を考えておらず、開業を望む若手医師の中でも40歳代までに開業したいとの回答が多かった。● 回答者が10人を超えた診療科で、開業志向の有無を集計すると、泌尿器科(35.7%)、皮膚科(29.4%)、小児科(25.0%)の順で開業を望む割合が高かった。一方、産婦人科では5.9%にとどまった。Q 院長を辞めた後、クリニックをどのようにしたいですか● 開業医に、自身の引退後のクリニックについて尋ねると、「親族に承継してもらいたい」が38.8%、「第三者に承継してもらいたい...
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