医師含め全職員の定年制廃止、恵寿総合病院
レポート
2021年9月21日 (火)
橋本佳子(m3.com編集長)
石川県七尾市で恵寿総合病院(426床)などを経営、約1350人の職員を擁する社会医療法人董仙会が2021年7月から、医師を含め全職員で廃止した。「同一労働・同一賃金」の原則を徹底するため、就業規則や給与体系の見直しも合わせて進める大改革だ。
理事長の神野正博氏は、その狙いについて「今後、生産年齢人口が大幅に減少していく。一方で平均寿命は延び、年金の支給開始年齢が上がっていき、医師は63歳、それ以外の職種は60歳で定年を迎えてその後、どう生きていくかという問題があった」と語り、今後の人口構成の変化を見据える。病院という性格上、女性は管理職も含めて多数いるが、シニア、さらには外国人も含め、多様性のある組織づくりを目指す。...
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