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“ピル”はお祭りの屋台で売るべき?性教育のあり方とは-種部氏×細井氏◆Vol.2

スペシャル企画 2021年7月13日 (火)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

細井:県議会議員になって良かったと感じるのはどういうところですか。種部:私は自民党に所属していますが、同じ会派の中の市議会議員さんや国会議員さんたちとも一緒に仕事ができるのが、県議の魅力です。医療政策は県の仕事なので、その点でも自分の果たす役割は大きいと感じています。 種部氏 細井:国や県の政策によって、医療現場は変わるのですか。 種部:私自身がすごく大変な思いをしたのは、過去に看護師さんの配置を急性期、いわゆる7対1病床に診療報酬を重点化した時です(2006年度診療報酬改定)。病院は看護師さんを増やさなくてはならなくて一気に看護師不足になりました。その結果、特に中小病院では新人の助産師、看護師さんをとにかく集めて、無理矢理7対1にしたことがありました。  そんな状況で、私の勤めていた病院で、新人看護師が初めての夜勤に入った日の、明けの朝に医療事故が起きました。ちょうど申し送りのバタバタしている時間帯でした。病院組織の持てる力を全て注いで対応し、母子ともに助かり結果的に赤ちゃんにも障害が残らなかったですが、やらなくていい帝王切開になったわけで、本当に申し訳ないことを...