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救急受け入れ「断った患者が”たらい回し”にされたら困る」 -COVID-19座談会(千葉編)◆Vol.5

スペシャル企画 2021年7月14日 (水)  聞き手・まとめ:小川洋輔(m3.com編集部)、橋本佳子(m3.com編集長)

【出席者】 千葉大学医学部附属病院次世代医療構想センター長:吉村健佑氏 成田赤十字病院感染症科部長:馳亮太氏 千葉県健康福祉部医療整備課長:田村圭氏 (座談会は2021年5月29日に実施。文中敬称略。全6回掲載) ――ワクチンという明るい兆しがようやく見えてきましたが、今後の課題は何でしょうか。 馳:感染症に対する差別や恐怖が院内外にまだあります。私たちは、飛沫感染するウイルスでも適切なPPEをつけていれば大丈夫だと思っていたので、当初からそこまで恐怖心はありませんでした。ただ、対応に慣れていない部署の職員は、家に帰っても大丈夫か、家族や同僚と同じ部屋で食事をしてもいいかと、さまざまな不安を感じていたようです。知識不足からくる不安に対しては、丁寧に説明をして、正しく理解してもらって、恐怖や偏見を取り除くことが大切です。一般の方にも基本的なことを正しく理解していただきたいと思っています。  また、簡単に変えられることではありませんが、日本の病院は大部屋が多く、構造的に感染症に対応しにくいという問題があります。個室が増えるだけでも、かなり対応しやすくなる...