【富山】更新制でない日本の看護師「特定行為研修で学び直しを」‐伊藤達也・ソフィア訪問看護ステーション射水管理者に聞く◆Vol.1
インタビュー
2021年7月2日 (金)
庄部勇太(m3.com契約ライター)
「臨床にいる看護師全員に受けてほしい。そう思えるものだった」。「ソフィア訪問看護ステーション射水」(富山県射水市)で管理者を務める伊藤達也氏は、2017年に修了した特定行為研修の感想をこう話す。伊藤氏は更新の必要がない日本の看護師制度を踏まえ、「学び直しの場」として受講を勧める。伊藤氏が研修で感じた手応えとは――(2021年5月9日にインタビュー。全3回連載)。
――まずは、伊藤さんが特定行為研修を受講した理由をお聞かせください。
私は2016年4月に自治医科大学が開く特定行為研修を受け始め、2017年3月に修了しました。修了した特定行為区分は在宅医療に有効なものを中心に9つで、(1)「創傷管理関連」、(2)「創部ドレーン管理関連」、(3)「ろう孔管理関連」、(4)「呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連」、(5)「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」、(6)「精神及び神経症状に係る薬剤投与関連」、(7)「栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連」、(8)「栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連」、(9)「動脈血液ガス分析関連」――で...
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