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都道府県枠で研修医を都市部から地方に“誘導”◆Vol.6

レポート 2009年2月19日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省と文部科学省の両省が主催する、「臨床研修制度のあり方等に関する検討会」の第6回会議が2月18日開催され、報告書案が了承された。報告書案は、前回会議の内容とほぼ同様の内容だ(『「大学重視」がキーワード、見直し案公表』を参照)。 研修期間を実質的に1年とし、卒後2年目から専門診療科で研修する医師を増やすと同時に、都道府県別の募集定員の上限を設定する。“マンパワー”としての医師を増やし、都市部から地方に研修医を“誘導”して地域格差を減らし、医師不足の解消を狙う。医師不足をめぐっては、診療科偏在の問題もあるが、その解決には今回の見直しは直結しない。 制度見直しの骨子は後述の通り。この日の会議では、報告書案に対しては各論では異論が出たものの、方向性を変える議論ではなく、文言等の修正を経て報告書となる。2月26日から始まる予定の医道審議会医師分科会医師臨床研修部会では、下記の(1)と(2)について審議する。「審議は1回で終わらないだろう。ただし、今年度末までには議論を終え、省令・通知を出す」。会議後、記者らの質問に応じた厚労省医政局医事課長の杉野剛氏はこう述べた。 制度変更は、2010年...