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北海道や関西「ステージIVの指標多い」

レポート 2021年5月27日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

 厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(座長:脇田隆字・国立感染症研究所所長)は5月26日の第36回会合で、現在の感染状況について「横ばいあるいは減少傾向となる地域がある一方で、依然として増加傾向となっている地域もあり、予断を許さない状況が続いている」などとする評価を取りまとめた。脇田座長は会合後の記者会見で「北海道や関西では多くの指標がステージIV相当で、東京も一部ステージIV相当がある」と説明し、東京などの緊急事態宣言の解除に向けては「医療の改善が認められることが重要だ」と求めた。 脇田座長は「アドバイザリーボードで緊急事態宣言の解除を判断するわけでではない」とした上で、「北海道はまだ新規陽性者数が多く、陽性率も高い。ステージIVに相当すると個人的には思う。改善してきている大阪等を見ても、医療の指標はステージIV相当が多い。そういうところを見て(政府や基本的対処方針分科会が)判断することになると思う」と述べた。  アドバイザリーボードの資料 連休後の状況「評価できるのは来週」  国立感染症研究所感染症疫学センター長の鈴木基氏の提出資料による...