常磐病院の研修は「個人ツアー」、福利厚生も充実 - 尾崎章彦・常磐病院医師に聞く◆Vol.3
インタビュー
2021年5月23日 (日)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
――常磐病院の研修プログラムには、どんな特徴がありますか。 一つは、個々人の希望に合わせて、フレキシブルな研修が可能なことです。当然ながら研修プログラムは事前に作成し、必修科目、その他の条件をクリアしなければなりません。ただ、定員が2人と少ないこともあって、それ以外は柔軟に対応できると考えています。 私のイメージとしては、有名な研修病院で研修をするのは、「パッケージ・ツアー」を申し込むようなもの。例えば、私は旭中央病院(千葉県旭市)で研修を受けましたが、その経験から言えば、有名研修病院には、「主要な科は全て押えることができる」「最低限の担保はしてもらえる」「かゆい所に手が届く」といった特徴があります。実際に、研修も、レクチャーも、臨床研究の面倒も満遍なく見てもらいました。 片や、常磐病院ではそうしたシステムは確立していません。研修医自身がどういったことをやりたいか意見していくことが必要です。ただ、研修医が「何かやりたい」と考えた際には、それを支援できる体制は整っています。いわば我々の研修は「個人ツアー」。自分の意向を尊重してもらいながら、研修を進めることができるのは、研修医にとって、一...
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