「事件は終わっていない、喜んではいけない」◆Vol.5
スペシャル企画
2008年10月24日 (金)
司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
「この事件、判決の本質を、マスコミ、社会、そして肝心の医師にも分かってもらえない、むなしさを感じている」と語る、安福謙二氏。 ――8月20日の判決に対して、どんな受け止め方が一番多いですか。 佐藤 「安心した、よかった」という反応が多いですね。あとは「加藤先生は今後、どうするのか」と。 しかし、僕としては、「これで刑事訴追される例が、なくなるんでしょう」というムードになっているのが怖い。甘い認識があるがあるんじゃないかと。警察・検察はそんなに甘いものじゃない。 ――どんな時に、「警察・検察は怖い」と思ったのでしょうか。 佐藤 先ほども言いましたが、一つは「関係者に会ってはいけない」という保釈の条件です。「僕も、関係者に入るんですか」と思わず、弁護士の先生に聞いたんです。そしたら「入りますよ」と。だから医局員全員に言いました。「加藤先生と連絡を取っちゃいかん。もし連絡を取り、それが警察に分かったら、また勾留される恐れがある」と。それを聞いた、医局員も驚いていましたが。 安福 「例え一人と言えども無実の人が有罪になるリスクを避けるために、100人の本当の犯罪者を無罪にするコストを負う」のが...
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