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医学部定員、2022年度も現行の方法で、恒久定員内にも地域枠

レポート 2020年8月31日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の医師需給分科会(座長:片峰茂・長崎市立病院機構理事長)は8月31日の会議で、2022年度の医学部の臨時定員について、暫定的に2020年度と2021年度と同様の方法で設定することを了承した。2020年度の医学部定員は恒久定員と臨時定員の合計で9330人であり、2022年度もほぼ同水準になる見通し。2023年度以降の取り扱いについては、2021年春を目途に検討する。その基となるマクロ医師需給推計も公表され、中位の需要推計では2029年頃に約36.0万人で均衡、2018年度推計よりも1年遅れる結果となった(資料は、厚生労働省のホームページ)。 (2020年8月31日医師需給分科会資料) 厚労省は2022年度からの恒久定員内への地域枠設定の「推進」も併せて提案。基本的には合意が得られたが、最終的には地域医療対策協議会(地対協)と大学等との協議で決定する事項であり、「推進」の書きぶりは見直される見通し。 さらに厚労省は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を踏まえ、「医療従事者の新たな需要増加に伴う負荷や外出自粛・医療機関における感染への不安等から患者の受療行動の変化が...