COVID-19診療従事も76.6%「危険手当なし」 ◆Vol.10
医師調査
2020年8月12日 (水)
小川洋輔(m3.com編集部)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染リスクを負いながら、最前線で働く医師に対して、一部の医療機関では独自に危険手当などを支給する動きも出ている。しかし、そうした手当てを受け取ったのは勤務医の17.5%にとどまり、COVID-19診療に従事した医師でも23.4%だった。 Q(勤務医)勤務先の医療機関から、COVID-19対応のための独自の危険手当などは支給されますか。(n=827) 勤務先で診療に従事した勤務医の76.6%、検体採取に従事した勤務医の70.3%が「支給されない」と回答。支給される場合でも金額は1日5000円未満が多かった。 一方、診療や検体採取に携わっていない勤務医でも8.8%は手当が支給されると回答した。 Q(勤務医)勤務先の医療機関から、独自の慰労金などの一時金は支給されますか。(n=827) 医療機関による独自の慰労金については、87.4%が支給されないと回答。支給する医療機関はごく一部にとどまるようだ。 【調査概要】 調査期間:2020年6月19日~6月26日 対象:m3.com医師会員 回答者数:計1266人 開業医439人=無床診療所406人、有...
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