2021年度の専攻医シーリング、47都道府県別、13診療科別案を公表
レポート
2020年4月11日 (土)
橋本佳子(m3.com編集長)
厚生労働省は4月10日、医道審議会医師分科会医師専門研修部会(部会長:遠藤久夫・学習院大学大学院教授)を持ち回りで開催し、2021年度専門研修開始分の専攻医募集のシーリング(募集定員の上限)案について議論した。 日本専門医機構が3月27日の理事会で決定したシーリング案の基本的な考え方は、2020年度と同様だ。都道府県別、診療科別の医師偏在解消に向けて、19の基本領域(診療科)のうち、医師不足の外科をはじめ6診療科を除いた13診療科について都道府県別に設定。過去3年間の平均採用数、将来の必要医師数など、シーリングの基礎となるデータを最新のものにするなど、微調整を行った(資料は、厚労省のホームページ)。 シーリングが設定されるのは、内科10都府県、小児科8都府県、皮膚科5都府県、精神科10都県、整形外科9都県、眼科5都県、耳鼻咽喉科10都府県、泌尿器科5府県、脳神経外科1都、放射線科8都府県、麻酔科11都道府県、形成外科6都府県、リハビリテーション科2都県。東京都では泌尿器科を除く、12診療科でシーリングがかかる。 医師専門研修部会後の厚労省の説明によると、強い反対意見はなく、着実な運営を...
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