96.9%が専門医取得予定、内科がトップ◆Vol.1
医師調査
2020年4月19日 (日)
岩崎雅子(m3.com編集部)
新専門医制度が2018年度に開始してから2年が経過した。「専門医の質向上」などを目指して始まった新専門医制度だが、当初から「仕組みの決定が遅い」等の課題もあった。m3.com編集部では、新専門医制度について、臨床研修中の医師65人に、新専門医制度で研修中の医師73人、指導に当たっている医師326人に、新専門医制度に関する調査を実施。開始2年が経ち、新専門医制度の成果や改善点をどのように考えているのか、現場の生の声を聞いた。 新専門医制度で研修中の医師と臨床研修中の医師に、「検討した基本領域の専攻」と「検討している基本領域の専攻」をそれぞれ聞いたところ、ともに内科(臨床研修中40.0%、専門研修中:54.8%)が一番多かった。 専門研修中では、精神科と外科がともに15.1%で2番目に多く、麻酔科と救急科がともに13.7%、小児科と皮膚科、整形外科がいずれも11.0%で続いた。 臨床研修中では、精神科が13.8%で内科に続いて多く、外科、整形外科(ともに10.8%)、麻酔科(9.2%)、産婦人科(7.7%)が続いた。専門研修中で13.7%が検討した救急科は0%だった。総合診療も4.6%と、...
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