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政府、北海道の医療提供体制維持を支援、一般医療機関での患者受け入れなど

レポート 2020年3月3日 (火)  小川洋輔(m3.com編集部)

厚生労働大臣の加藤勝信氏は3月3日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大している北海道の医療提供体制について、「専門病床の不足という問題を踏まえて、病院のマネジメントをどうすればいいのか、専門病棟で病床をどう広げていくのか、それ以外の一般の診療機関で受け入れてもらうためにどうすればいいのか、症状に応じてどうマネジメントすればいいのか。知見を持っている人間を派遣して、北海道と連携取りながら、病院確保、適正な医療確保に努めていく」と述べ、一般医療機関での患者受け入れや軽症者の自宅療養も念頭に置き、政府として支援に乗り出す考えを示した。 会見する加藤厚労相 北海道では3月2日までに77人の感染者が判明しており、都道府県別で突出して多い。2月27日に鈴木直道知事が緊急事態を宣言して道民に外出を控えるよう呼びかける異例の事態となっているほか、感染症指定医療機関の病床不足も懸念されている。3月2日には専門家が、北海道の感染者数が実際には900人以上に上るとの試算を示していた。 加藤厚労相は、専門家の試算について「これまでの知見、さまざまな海外のデータ、現在の北海道の...