応召義務、患者ごとに個別に対応する必要がある?
オピニオン
2019年12月8日 (日)
木川英(川越救急クリニック副院長)
当直に関するたくさんのご意見ありがとうございました(『医師は「当直」を理解しているか』を参照)。 概ね、当直という行為そのものへの否定的な意見でした(苦笑)。 【当直というシステム自体は仕方ないので、それを時間外労働にする、夜勤とする】というご意見がかなり多かったです。 私の見解と一致しており、思っていたのは私だけではないと安心させていただきました。正論ですし、そうあるべきなので、経営者側もその部分の予算は計上すべきかと思います。もちろん経営側からの言い分もあるとは思うので、やはり国を挙げて対策していかないと話が進まないとも思いました。 【当直明けは、休養に充てるべき】というご意見も多数いただきました。 まさにその通りで、一晩中働き、さらに翌日も働くのは肉体的、精神的に問題があると思います。やはり、施設ごとというより市町村単位などもう少し大きな範囲で医師の労働時間を守る方策を実行していかないと医師が潰れてしまいます。現在の私自身はある程度休息が取れる環境にありますが、救急の最前線でご活躍されている先生はまさに不眠不休で働いているので、それでは当直明けのみならず、将来的に悲惨なことになり...
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