424病院の〇×や「統廃合」ではない、厚労省医政局長
レポート
2019年10月5日 (土)
大西裕康(m3.com編集部)
厚生労働省医政局長の吉田学氏は10月3日、日本医師会が東京都内の日医会館で開いた第63回社会保険指導者講習会で登壇し、地域医療構想の関連で424の公立・公的病院名を公表した反響に触れ、一部誤解が広がっているとの認識を示し、「今回は高度急性期、急性期に着目した客観的データに基づいた検証」であり、「(地域医療構想の実現に向けた)医療機能と病床数ということで、病院そのものの〇×を求めているものではない」と述べ、改めて理解を求めた。 「気をつけて会議の資料などでは『再編・統合』という文言を用いていたが、メディアを通じて『統廃合』になった。『廃止を強く印象づける』とのお声もいただいた」などとも述べ、報道を通じて誤解が広がってしまったとの認識を示し、歯がゆさをにじませた。 一方、「私たちのメッセージが稚拙、不十分な故に、各地域から『不安である』『何が起こっているか分からない』というお声もいただいた」とも述べた。 厚労省は9月26日、地域医療構想の実現に向け、公立・公的医療機関等の具体的対応方針の「再検証」を要請する424の病院名を公表した(『424の公立・公的病院等、再編統合も視野に「再検証」』な...
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