医師の働き方改革、社会全体の理解と協力が必要 -羽生田たかし・参院選立候補予定者に聞く◆Vol.1
スペシャル企画
2019年6月26日 (水)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
日本医師連盟の推薦を受け、自民党から参院選比例代表(全国区)に出馬予定の羽生田たかし氏。日本医師会常任理事、副会長を務めた経験を基に、2013年の参院選で初当選した後は、2016年には参院厚生労働委員長に就任、自民党政調厚生労働部会の医師の働き方改革プロジェクトチーム座長を務めるなど、1期目の6年間で着実に実績を積み上げてきた。 今夏の参院選で再選を目指す羽生田氏に、現状の医療界が抱える課題や2期目にかける意気込みをお聞きした(2019年6月18日にインタビュー。全2回の連載)。 ――この6年間、参院議員を務められた率直な感想をお聞かせください。それ以前は、日本医師会副会長などとして政府や政治に対して要望する立場から、それを受ける側へと立場が変わりました。 羽生田たかし氏 「いろいろなことが中々進みにくい」というのが、率直な感想です。例えば、成育基本法では、各党に説明に回り、その実現に向けて超党派の議員連盟設立に向けた準備をしている矢先、(2017年9月に)衆院の解散があり、また一から出直しとなり、成立までに時間がかかりました(編集部注:2018年末に成立した成育基本法では、羽生田氏は...
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