退職医師の再就職支援、2020年度開始目指す、NPO全世代
レポート
2019年5月11日 (土)
橋本佳子(m3.com編集長)
NPO法人全世代の第4回フォーラムが5月11日に開催され、全世代理事で、医師の内田健夫氏は「医師のセカンドキャリアと地域医療を支えるネットワーク」について、退職予定医師らの再就職支援事業に取り組む方針を説明した。エントリー受付を今年中に開始し、2020年度からの事業開始を目指す(『退職医師支援の枠組み、早ければ2020年4月にも運用開始へ』を参照)。 内田氏は、「従来の医師派遣、医師の就労斡旋の取り組みと一線を画し、医師にとって多様な選択ができるようにしたい」と抱負を語った。再就職支援事業は、退職予定医師、あるいは退職医師の求職と、医師不足に悩む医療機関の求人をマッチングさせる事業。「例えば、3カ月働いて、あとはフリーという医師を4人集めれば、1年間分の常勤となる」と内田氏は説明。「週に2泊3日で働き、残りの日はフリー」といった柔軟な勤務も想定。「(勤務以外の日は)温泉に入ったり、釣をやったり、ゴルフしたりするなど、趣味と地域医療への貢献をマッチさせるような形での提案もやっていけるのではないか」(内田氏)。 一方で、医師不足の医療機関も、医師の多様な働き方を受け入れるようになると見てお...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。