医師最多は東京都、最少は岩手県、2倍の格差
レポート
2019年2月19日 (火)
橋本佳子(m3.com編集長)
医師多数区域(16都府県):1位 東京都(329.0)、2位 京都府(314.9)、3位 福岡県(300.5)…… 医師少数区域(16県):47位 岩手県(169.3)、46位 新潟県(169.3)、45位 青森県(172.1)…… 厚生労働省は2月18日の「医療従事者の需給に関する検討会」の第28回医師需給分科会(座長:片峰茂・長崎大学前学長)に、三次医療圏別(47都道府県別)、355の二次医療圏別の「医師偏在指標」を公表。三次医療圏別では、医師が最も多い東京都(329.0)と、最も少ない岩手県(169.3)では、1.9倍の差があることが明らかになった。医師偏在指標の全国平均は238.3(いずれも数値は、精査中。資料は、厚労省のホームページ)。 三次医療圏別の医師偏在指標。上位16都府県が「医師多数区域」、下位16県が「医師少数区域」(2019年2月18日の医師需給分科会資料) 「医師偏在指標」とは、2036年に向けて医師偏在解消を目指すための指標。人口10万人当たりの医師数に加えて、5つの要素〔医療ニーズおよび将来(2036年)の人口・人口構成の変化、患者の流出入、へき地の地理的条...
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