働き方改革、大学病院でもやればできる!? - 外科医/漫画家・さーたり氏◆Vol.3
スペシャル企画
2019年2月24日 (日)
まとめ:高橋直純(m3.com編集部)
さーたり 医学部を卒業後、外科医を志し早数年。専門は消化器外科、時に肝臓・胆道・膵臓、移植外科。同期の夫と結婚し出産。現在3人の子どもの絶賛子育て中。 ※コミックエッセイ『腐女医の医者道』より引用 中山:「働き方改革」の議論が進んでいますが、大学病院の勤務時間は超長いですよね、僕は大学病院で働いたことがないのですが、実際どうなんでしょうか。 さーたり:カンファレンス、回診、手術とかだったらまあいいんです。患者さんへの説明が時間外に入れられちゃうのもある程度はしょうがないと、なんとか割り切ります。ただ、いろいろな会議、リスクマネジメントだとか感染症対策だとか外来医長会とか、全部時間外に入れられてしまう。あと、書類関係も大変です。私は肝臓がメインですが、B型肝炎の訴訟絡みでカルテ開示に医師が立ち会わなきゃならないと言われて、事務の人が一枚一枚コピー取るのを弁護士と一緒に2時間見ていたことがありました。最初はコピーも医師が取れと言われて、さすがにそれは医局長に相談して、やらなくて済むようになりましたが。大学病院だと、看護師でも、事務の仕事でもないのが全部医師に回ってくるんです。 中山:それは...
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