専攻医採用数「実はシーリング超え」、3都府県、延べ6領域
レポート
2018年9月29日 (土)
橋本佳子(m3.com編集長)
2018年4月から始まった新専門医制度では、東京都など5都府において専攻医採用数にシーリング(過去5年の専攻医採用実績の平均値を超えない)がかかっているが、3府県、延べ6領域でそれを上回って専攻医を採用したことが明らかになった。東京都では小児科、精神科、耳鼻咽喉科、大阪府では耳鼻咽喉科と泌尿器科、福岡県では泌尿器科だ。厚生労働省が、9月28日の医道審議会医師分科会医師専門研修部会の第1回会議で公表した(本部会の位置付けは、『厚労相「専門医機構+18学会に要請」が可能に』を参照)。 小児科は全国で11人がカリキュラム制で研修。東京都のシーリング上限数130人に対し、採用数は141人。シーリングを上回った分には、このカリキュラム制での採用数分も含まれるとされる(2018年9月28日の「医道審議会医師分科会医師専門研修部会」資料) 厚労省はその他、▽5都府県における採用数は、8410人中、3870人(46.0%)、▽47都道府県のほぼ全てが2017年9月頃に、日本専門医機構に要望を提出したが、機構が各都道府県に回答を送付したのは2018年3月31日、▽新整備指針では、「連携施設での研修は3カ...
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