「労基署、謙抑的に対応を」地域医療病院協議会
レポート
2018年3月20日 (火)
高橋直純(m3.com編集部)
5つの病院団体で組織する「地域医療を守る病院協議会」は3月20日、厚生労働省労働基準局長に提出した「医療機関に対する労働基準監督の対応のあり方について(要請)」を公表した。3月14日の会議で議決し、3月16日に厚労省宛てに郵送した。(『医師の働き方「検討中、労基署は控えて」、地域医療病院協議会』を参照) 要請文は山越敬一・労働基準局長宛てで、全国自治体病院協議会、JA全厚連、日本慢性期医療協会、全国国民健康保険診療施設協議会、地域包括ケア病棟協会の 5団体の会長の連名。「現在、病院勤務医の勤務実態等を取り巻くさまざまな諸課題が検討会で議論されているところであり、労働基準監督署は、これらの状況等にも十分配慮しつつ、謙抑的に対応いただくよう要請する」と求めている。 協議会は、前述の5団体で2017年9月に設立。 要請文の全文は以下の通り。 【医療機関に対する労働基準監督の対応のあり方について(要請)】 医師の働き方改革に関する検討については、厚生労働省において、「働き方改革実行計画」(平成29年3月28日働き方実現会議決定)に基づき、「医師の働き方改革に関する検討会」(以下「検討会」という...
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