そんな僕が米国留学を目指した理由
オピニオン
2018年3月24日 (土)
北原大翔(シカゴ大学 心臓胸部外科心肺移植・機械式循環補助 クリニカルフェロー)
医師として留学を目指す人の目的は色々あると思います。僕の場合は、持ちうる力を最大限に使用してモテる男になるためにはどうすればよいか、その可能性を追求した結果、心臓外科医として米国に留学するという現在につながりました。簡単に言うと、医者になっても心臓外科医になっても、どうしたってモテたためしがなかったから、もう仕方がなく米国にまで来てしまったのです。 目的はモテることでしたが、実際に米国で医師として働いてみると、留学の素晴らしさを毎日体感します。月並みですが日本では経験できなかった症例などを経験できる、というのはもちろんですが、それ以外にも数え上げればキリがありません。あまりにキリがなさすぎるので逆にどうでもいいメリットを一つあげると、僕は性格上、同時に二つ以上のことをすることに、なんだかお得感というか、すごく充実感を感じます。 例えば、車でのドライブデートなどは典型例です。これは(1)目的地まで行く、(2)車が運転できる、(3)会話を楽しめる、(4)何もしなくてもデート1回分、(5)音楽などを聞ける――と同時並行的にいくつもの作業をこなすことができるのです。限られた時間というものを、最...
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