国民皆保険なき米国の課題多々◆Vol.16-2
スペシャル企画
2018年3月17日 (土)
橋本佳子(m3.com編集長)
米国の医師に「今、最も関心を持っている医療の話題」を聞いたところ、さまざまなキーワードを列挙した医師が目立った。その内容は、医療保険制度、医療の在り方、最先端医療、医師を取り巻く環境など多岐にわたった。個別のテーマでは、いまだ国民皆保険が実現しない中、メディケアとメディケイドをはじめ、医療保険制度に関するものが多かった。その他、医療の在り方、治療の進歩/改善、国民の健康管理、医学教育/医師のキャリアなどに関する意見が挙がった(日本医師の結果は、『AIから終末期医療、働き方改革……◆Vol.16-1』を参照)。 ◆関心事項は多々 30代 ・組織工学。研修医教育。チームワーク。仕事と生活のバランス。リアルタイムでの個別化医療。(30-34歳女性、Academic/Teaching Hospital) ・教育ローン免除プラン。国による医療制度。医療費低減。病院の低い利益。非営利のみの病院。行政官の給与削減。(30-34歳男性、Academic/Teaching Hospital) ・医療費の負担。仕事環境におけるストレスの低減。雇用としての役割をいかにして成功させるか。(35-39歳男性、P...
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