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新専門医制度、1次登録は7989人、卒後2年目医師の約9割

レポート 2017年11月17日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構は11月17日の理事会後の記者会見で、11月15日に締め切った1次登録者数は、卒後2年目の臨床研修医の約9割に当たる7989人に上ることを公表した。最も多いのは内科で2554人、新たに基本領域に加わった総合診療は158人。それ以外も含め、全19の基本領域別の登録者数は、地域医療への影響を検証した後、公表する予定。 10月10日の1次募集開始時点の専門研修プログラムは3060だったが、その後、3つの総合診療のプログラムが追加、全3063のプログラムの募集定員総数は、1万9093人(3060プログラムの都道府県別の数は、『新専門医制度、3060の専門研修プログラム【2017年10月版】』を参照)。今月末までに調整を行い、12月15日までに採否を決定、12月16日から2次募集を開始する。 日本専門医機構副理事長の山下英俊氏は、「初期臨床研修を終えようとしている医師の約9割に、新しい専門医制度に登録してもらったことは、ありがたいと同時に、責任の重さを痛感する」と語った上で、「都市部への専攻医の集中はほとんどない。過去5年間の専攻医の平均採用実績を大きく上回っているところはない」と...