自民党で「医師養成・偏在是正議連」が発足
レポート
2017年11月3日 (金)
高橋直純(m3.com編集部)
自民党の「医師養成の過程から医師偏在是正を求める議員連盟」が11月2日に発足、設立総会を開いた。臨床研修制度における外科、小児科、産婦人科、精神科の4科の必修化などを求める「医師養成の過程から医師偏在是正を求める決議」(案)を大筋合意、議連会長の河村建夫衆院議員に最終的な取りまとめを一任した。11月15日に開催予定の医道審議会医師分科会医師臨床研修部会で、臨床研修カリキュラムの見直しについて議論する予定であることから、11月第2週にも加藤勝信厚労相に提出する。 設立総会では、参加議員らによる積極的な意見交換が行われ、臨床研修制度の廃止や大学の医師派遣機能強化を求める声も多かった。 議連は2017年春から議論を重ねてきた「医師偏在是正に関する研究会」と若手議員中心の「医師偏在と良質な地域医療を考える勉強会」が合流する形で設立、70人程度の自民党議員が入会した。議連会長には河村氏、幹事長には羽生田俊参院議員、事務局長には自見英子参院議員がそれぞれ就任した。現在、厚労省で議論が進む医師偏在対策や臨床研修制度の見直しに対応するため、当初は9月中に設立する予定だったが、衆院解散を受けて延期された...
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