保湿剤、「一部保険適用外に」、健保連が提言
レポート
2017年10月13日 (金)
高橋直純(m3.com編集部)
健康保険組合連合会は10月6日、「政策立案に資するレセプト分析に関する調査研究3」を公表し、ヒルドイドなどの保湿剤に関して、「化粧品代わりに処方してもらうことが流行している可能性が高い」などとして、「皮膚乾燥症で、他の外皮用薬または抗ヒスタミン薬と同時処方されていない場合には保険適用から除外する」ことなどを提言した。 健保連は健保組合の協力の下、2018年度診療報酬改定に向けてレセプトデータを分析するなどし、下記の3項目の提言をした(資料は、健保連のホームページ)。 (1)重複調剤防止に対するお薬手帳の有効性に関連し、「薬剤服用歴管理指導料は、全年齢階級の患者について算定が可能であるが、薬剤服用管理をより必要とする患者層に限定すべきである」 (2)歯科の診療実態調査に関連し、「現行の歯科診療報酬における『歯科疾患管理料(100点)』については、継続的な管理を行った場合に限定して算定できるようにすべきである」 (3)保湿剤処方のあり方について、「外来診療で皮膚乾燥症に対して保湿剤(ヘパリン類似物質または白色ワセリン)が他の外皮用薬もしくは抗ヒスタミン薬と同時処方されていない場合には、当該...
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