千葉大病院元研修医は医業停止3年、医道審議会
レポート
2017年9月21日 (木)
高橋直純(m3.com編集部)
厚生労働省は9月21日、医道審議会医道分科会の答申を受け、医師、歯科医師合わせて21人(医師13人、歯科医師8人)の行政処分を決定した。厚労省からの諮問は計30人で、残る9人は行政指導の「厳重注意」だった。処分の発効は10月5日付。千葉大学医学部の学生が飲み会に参加した女性を集団で乱暴したとされる事件で、同大医学部附属病院の研修医だった男性医師は医業停止3年だった。 この男性医師は、「2016年9月に同大医学生2人と共謀の上、女子トイレにおいて、女性が飲酒酩酊のため抗拒不能の状態であることに乗じ、その口に接吻し、その乳房および陰部を手で触るなどし、もって女性の抗拒不能に乗じ、わいせつな行為をした」とされた。準強制わいせつ罪に問われ、2017年3月30日に千葉地裁で懲役2年執行猶予3年の有罪判決が出ている。 医師では医業停止3年は計2人で、もう一人は2016年に覚醒剤取締法違反で逮捕、その後、懲役2年執行猶予3年が確定した埼玉県の男性医師だった。 長野、愛知両県内でレーザー脱毛などの医行為を行う診療所を不正に開設したとして医療法違反の罪で懲役6月執行猶予2年となった男性医師は医業停止9月...
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