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新専門医制度2018年度開始、「地域医療等に配慮」が前提

レポート 2017年8月4日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構は8月4日の理事会で、「新たな専門医制度の開始に向けた声明」を取りまとめ、塩崎恭久前厚労相の「大臣談話」を踏まえ、2018年4月からの新たな専門医制度の開始に向けて、本年10月初旬を目途に、19の基本領域の専攻医の1次登録を、12月中旬を目途に2次登録を開始することを決定した。7月の同機構の理事会では、「2018年4月開始に向け、機構の準備は整った」としていた(『「専攻医の登録、10月スタート」目指す』を参照)。 日本専門医機構副理事長の松原謙二氏は、理事会後の記者会見で、「機構は2018年4月から新しい専門医制度を開始する。ただし、途中でいろいろな議論で問題が出てきた時には、私たちは真摯な態度で対応する。各学会や厚生労働省とよく相談しながら、適切な形で決して地域医療に偏りが出ないように対応する。それを前提として開始したいと思う」と説明。 同機構理事長の吉村博邦氏は、「副理事長がこれでスタートすると言ったが、もちろんまだ検討会もある。地域の皆様方の理解を得るよう、さらに努力を続ける」と補足した。検討会とは、8月9日に予定されている厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域...