1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「地域包括ケアシステム」、医師会加盟医師で理解度高く◆Vol.1

「地域包括ケアシステム」、医師会加盟医師で理解度高く◆Vol.1

医師調査 2017年6月6日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

2016年度末までに47都道府県で地域医療構想が出そろい、他方、2018年度の診療報酬・介護報酬同時改定まで1年を切るなど、2025年を見据えた地域における医療提供体制の在り方を巡る動きが本格化している。 しかしながら、理念や政策的判断が先行し、現場の医療従事者にとって、制度への理解が進まず、リアリティが感じられないという現状も指摘される。m3.com編集部ではこのほど、「医師と地域・多職種連携の在り方」をテーマに調査を実施。現場の医師の率直な感じ方、疑問点、現場での実践の在り方などを尋ねた。 Q 2025年を目途に「地域包括ケアシステム」の構築が求められています。「地域包括ケアシステム」を理解されていますか。 「地域包括ケアシステム」の 理解度を尋ねたところ、本調査の回答医師数706人全体では、「詳しい仕組みまで理解」は11.6%、「概念は理解」は51.8%で合計で6割を超えた一方、「言葉は聞いたことがあるが、概念は分からず」が32.0%、「言葉を聞いたことがない」が4.5%となり、理解が進んでいるとは言えない状況が確認された。 厚生労働省の資料では「団塊の世代が75歳以上となる20...