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医療機器・システム保守管理費用、2.6兆円

レポート 2017年4月25日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

日本病院会は4月24日の定例記者会見で、会員病院に対して行った「2016年度医療機器・医療システム保守契約、費用に関する実態調査」の結果を公表した。それによると、医療機器(IT関連を除く)の保守管理費用は約1兆9121億円、医療情報システム(IT)の年間費用は6848億円で合計2兆5969億円となった。いずれも病院機能別に1床当たりの費用を算出し、調査対象外の病院も含めた病床数をかけた推計値。 日病常務理事で、調査に当たった医業経営・税制委員会委員長の安藤文英氏は、「大変な額になることが分かった。(推計値で)正確な数字かどうかは分かりにくいが、かなり肉薄したと思っている。会員病院にフィードバックするとともに、日病の活動に活用したい」と述べた(資料は、日病のホームページを参照)。 日病常務理事・安藤文英氏 調査は2016年11月7日から12月20日に日病の会員2435施設に対して、病床数や病院の機能などの基本的な事項、医療機器の保守点検契約、IT関連投資の現況について尋ね、16.8%の408施設から回答があった。 大規模病院で負担大 調査では、病床規模が大きいほど、医療機器の保守管理費用...