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柔整問題「帰り道、何度も後ろ振り返った」、厚労省検討会委員

レポート 2016年11月21日 (月)  高橋直純(m3.com編集部)

日本臨床整形外科学会のシンポジム「柔道整復療養費、問題点の整理」が11月20日に東京都内で開催された。基調講演で、厚生労働省の柔整問題検討会の委員を務める相原忠彦氏は 、検討会の場で柔整関係者から詰め寄られたり、厚労省の担当者から委員交代を示唆されたりするなどの苦労があったと振り返りつつ、「公の場で話すことは意義がある」と語った。柔道整復師の養成カリキュラムを検討している北村聖氏(国際医療福祉大教授)は、問題の背景に柔整の養成学校が急増したことがあるとし「数が増えると質が低下する」と指摘した。 日本臨床整形外科学会のシンポジム「柔道整復療養費、問題点の整理」 厚労省社会保障審議会柔道整復療養費検討専門委員会委員を務める相原氏(相原整形外科院長)は「適正な柔道整復療養費のあり方」と基調講演し、2012年度の設置時から委員を務める専門委員会の議論の状況を説明した(『柔整問題、厚労省の検討委は「ガス抜き」-相原忠彦・柔道整復療養費検討専門委員会委員に聞く◆Vol.1』 を参照)。専門委員会を所管する厚労省保険局保健医療企画調査室長はこれまでに5人いたが、担当者によって熱意が違うと説明。理由も...