死後24時間後、「看護師の確認で死亡診断書を」規制改革委
レポート
2016年5月20日 (金)
高橋直純(m3.com編集部)
政府の規制改革会議(議長:岡素之・住友商事相談役)は5月19日、「規制改革に関する第4次答申-終わりなき挑戦-」を公表した。医療分野では、看護師の確認などを条件に、医師が死後24時間経過後も死後診察なしで死亡診断書を交付できるようにしたり、 薬剤師不在時でも薬局で登録販売者が第二類、第三類医薬品を販売できるようにしたりすることなどを求めた。 答申は80項目で、健康・医療分野としては下記の4分野10項目が挙げられている。 (1)在宅での看取りにおける規制の見直し (2)薬局における薬剤師不在時の一般用医薬品の取り扱いの見直し (3)診療報酬の審査の効率化と統一性の確保 (4)一般用医薬品および指定医薬部外品の広告基準等の見直し (1)在宅での看取りにおける規制の見直し 健康・医療ワーキンググループ座長の翁百合氏は記者会見で「在宅で穏やかな看取りができないという状況が出ている。医師が対面で死後診察をしなくても、死亡診断書を交付できるように規制を見直す」と説明。具体的には以下の5要件をいずれも満たす場合は、医師が最後の診察後24時間を経過しても死亡診断書を交付できるよう要望した。 a.医師に...
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