「一身独立して一国独立す」の精神で◆Vol.27
スペシャル企画
2015年9月27日 (日)
橋本佳子(m3.com編集長)
――国際医療福祉大学の理念の一つが、「社会に開かれた」大学。その理念実現に向け、開始したのが、キッズスクールだ。 キッズスクールは、小中学生が対象です。例えば国際医療福祉大学病院の外科医たちに手伝ってもらい、シミュレーターで内視鏡下手術を体験してもらったり、生薬を混ぜて漢方薬を作ってもらったり……。いろいろなことを子どもたちに体験してもらい、最後に一人一人、私が修了証を渡すのです。子どもたちは本当に目を輝かして、やっている。もう今年で6回目で、昨年第1回目のキッズスクールを体験した子どもが、うちの放射線情報学科に入学しています。 キッズスクールを開くのだったら、高齢者向けにもやろうということで始めたのが、「幸齢者スクール」。65歳以上のシルバーエージの方を対象にし、午前中に講義を行い、午後から少人数に分かれて、体操や体力測定をはじめ、医療福祉体験学習をやってもらう企画です。これらの企画は、NHKなどのメディアも取り上げてくれました。 ――医療・福祉関係で多職種の学部を持っている大学はそう多くはない。教育過程でどんな工夫をしているのか。 チーム医療を取り入れた教育は、うちの特徴です。1年...
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