かかりつけ薬局に優れた健康サポート機能を
レポート
2015年6月19日 (金)
高橋直純(m3.com編集部)
地域の健康情報拠点として薬局・薬剤師を活用するための方策を話し合う厚生労働省の「健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会」(座長:西島正弘・昭和薬科大学学長)の第2回会議が6月18日に開催された(資料は、厚労省のホームページに掲載)。健康情報拠点薬局(仮称)の大まかな定義が確認されたほか、「『拠点』という言葉は使うべきではない」といった意見が出された。今後は定義を基に具体的な基準を作る作業に入る。次回会議は7月2日に開催予定。 厚労省医薬食品局総務課が提示した「健康情報拠点薬局(仮称)の定義(案)」は以下の通り。基準の作成の中で、定義を変更することがあり得る。 健康情報拠点薬局(仮称)の定義(案) 健康情報拠点薬局(仮称)とは、 ・かかりつけ薬局の基本的な機能を備えた上で、 ・要指導医薬品、一般用医薬品等の適正な使用に関する助言を行う ほか、 ・地域住民のファーストアクセスの場として健康に関する相談を幅広く受け付け、必要に応じ、かかりつけ医をはじめ適切な専門職種や関係機関に紹介するとともに、 ・健康に関する情報提供を積極的に行う等 地域包括ケアの一員として、国民の病気の予防や健康...
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