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勤務医の7割が医局に所属、所属経験なしも1割◆Vol.1

医師調査 2015年4月2日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

2004年度の臨床研修の必修化以降、医師のキャリアパスは多様化が進んでいる。大学医局に頼らず、民間転職会社を利用した転職も増加。自身のキャリアをどのように切り開いていくべきか――。選択肢が増えたことで、かつてより悩みが増しているという声も聞こえるようになっている。 他方で、2015年度は新専門医制度が動き出したり、地域医療構想の策定が都道府県で始まるなど、医師の働き方に大きな影響を与える制度改革が本格化する。地域医療を維持するためには、医局制度を再評価すべきという意見も強くなっている。規制業種でもある医療は、制度変更によって個人の働き方が変わってくるという側面も大きい。 m3.comでは、大学医局に所属している医師、医局を離れてキャリアを築く医師、それぞれに現在の働き方は満足度を尋ねるアンケートを実施した。卒後20年以下の勤務医を対象とし、調査期間は3月16日から27日の2週間弱。総回答数は500人 。その結果を随時掲載する。 Q-1 現在、大学医局に所属していますか。 アンケートでは、大学医局に所属しているかどうかを尋ねた。現在、医局に所属している医師は全体の337人(67.2%)。...