医学部新設、安倍総理の理解で実現 - 村井嘉浩宮城県知事に聞く◆Vol.1
インタビュー
2013年12月20日 (金)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
「私の考えに近い医学部を作るところを、私が応援するということ」。 こう話すのは、村井嘉浩宮城県知事。下村文科相は11月末、東北地方に1カ所、医学部新設を認める基本方針を公表した。新設が実現すれば、1979年に琉球大学以来。その直接的なきっかけを作ったのが村井知事で、2013年10月に安倍首相と会談した際に、医学部新設を認めるよう要望した。村井知事は、2011年12月に、神奈川、新潟、静岡の4県の知事と共同で、医学部新設を求める要望書を国に提出。2013年10月の知事選では、医学部新設を選挙公約に掲げ、3選を果たしている。 宮城県では、早くから仙台厚生病院と東北福祉大学のグループが名乗りを上げているほか、東北薬科大学、東北学院大学なども参戦。「東北地方に1カ所」と言っても、それは事実上、宮城県を指す。とはいえ、医学部新設をめぐってはいまだ反対論も強い。 村井知事が考える医学部とは何か、実現に向けたハードルを越えることができるのか……。村井知事に直接、お聞きした(2013年12月18日にインタビュー。計3回の連載)。 20分にわたったインタビューで、村井知事はメモを一切見ずに、記者の質問に...
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