新潟厚生連が病院ごとの不採算部門を公表、休廃止の可能性も
レポート 2025年4月1日 (火) 小川洋輔（m3.com編集部）
多額の赤字に苦しむJA新潟厚生連は3月28日、2025年度以降の経営計画を公表した。休床病棟を中心に4施設で計973床から計216床を削減する。黒字病院の利益で他病院の赤字を補う護送船団方式から、病院ごとの採算を重視する方針に転換するため、病院ごとの不採算部門も公表し、自治体による追加支援がない場合には休廃止を検討するとした。常勤医の手当の算定方法や、新潟大などから派遣される非常勤医の報酬も見直す。塚田芳久理事長は「厳しい経営状況が続けば、医療再編や縮小があり得るという社会へのメッセージだ」と危機感をあらわにする。...