専門研修のシーリング、指導医の派遣実績で定員増の案
レポート
2024年12月14日 (土)
岩崎雅子(m3.com編集部)
厚生労働省は、12月13日の医道審議会医師分科会医師専門研修部会(部会長:遠藤久夫・学習院大学学長)で、2026年度以降に実施する専攻医のシーリング(募集定員上限)について、計算方法の見直し案を提示した。ベースとなる算出方法を「当該都道府県別診療科の平均採用数」から「当該診療科全体の人口当たりの平均採用数」に変更し、枠外としていた「特別地域連携プログラム」を枠内とするほか、指導医の派遣実績に応じて定員数を増加するなど、地方の施設での「指導医の確保」を後押しする仕組みを構築する。委員からは大学病院や育成側への負担増加を危惧する声が上がり、より詳細な資料と審議の継続を求めた(資料は、厚労省ホームページ)。...
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