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「治療の最終決定はICU医師ではなく主治医」、被告医師

レポート 2024年11月30日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

2歳10カ月の男児が頸部リンパ管腫へのピシバニールを用いた硬化療法後に死亡した、「東京女子医大事件」の11月29日の第18回公判で、被告人の一人、小谷透医師への質問が行われ、中央ICUの患者の最終決定は主治医である耳鼻咽喉科医にあり、「ICU入室後、1日で抜けたらラッキーだと思った」という同医師の証言に対し、小谷医師は「そうしたことは聞いたことはなく、(IUC入室後)1日で抜管できると聞いた」と答えた。その他にも、計33人に上るこれまでの証人の証言との食い違いが何点か見られた(小谷医師への質問は、次回の第19回公判にも続く)。...