「弟を亡くした以上の悲しみ、侮辱、憤慨、怒り」過労自殺専攻医の兄
レポート
2024年11月25日 (月)
橋本佳子(m3.com編集長)
全国医師ユニオンが11月24日に開いたシンポジウム「医師の過労死は防げるか~過労死裁判から医師労働を考える~」では、甲南医療センター(神戸市東灘区)での研修中に過労自殺した26歳専攻医の兄(医師)が特別講演した。民事訴訟でセンター側は、専攻医の長時間労働は主治医以外の患者カルテ閲覧という「カルテサーフィンが原因」と主張していることなどを紹介し、「弟を亡くしただけでも大変な悲しみだが、今はそれをはるかに上回る、悲しみ、侮辱、憤慨、怒りを感じている。裁判に勝ってお金が欲しいわけではなく、病院に向き合ってほしいだけ」と苦しい心境を吐露した。...
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